マイニングにはいくつかの種類があります。そのうち、大まかに３つにわけることができ、マイニングプール、クラウドマイニング、そしてソロマイニングに分類できます。このうちプールマイニングは、リソースを持ち寄って集団でマイニングするものです。
このプールマイニングでおすすめはどこなのでしょうか？ちゃんとしているマイニング業者を探さないと、自分が損をしてしまいます。
マイニング、３つの種類
プールマイニングは、ソロマイニングがあまりに難易度が高いことから生まれました。マイニングは年々、difficulty（採掘難易度）が上昇します。よって、普通のCPUマイニングや、グラボを交換した程度のGPUマイニングでは、もう太刀打ちできない可能性があるのです。
そこで、プールマイニングでリソースをシェアして、報酬も分け合うという形が今は一般的となりつつあります。これなら、マシンのメンテンナンスもすべて業者が行ってくれますので、安心して任せることができます。
ただ、怖いのが、持ち逃げされたり、ビットコイン価格が下落したりして、業者が停止してしまうことです。業者もビジネスですから、ビットコイン価格が30万円とか、それ以下になってくると、収支が成立しなくなって、破綻に追いやられます。損益分岐点は、海外レポートによると70万円。70万円台は、マイナーが支えることになるので、2018年の中旬はこのラインで攻防が続きました。
ちょっと前におすすめだったのがビットクラブ
クリプテックとして、結論を出しますと、ちょっと前までおすすめは「ビットクラブ」でした。ビットクラブはやたらインターネットで評判が悪いですけれども、実際に配当支払いの実績があります。
ビットコイン価格の低迷で、支払いが停止したというネガティブニュースが流れて「ほら、詐欺だった」という記事がたくさん出ています。しかし、実際には支払われていることをクリプテック編集部で確認しています。
クリプテックメディアによく登場してくれる、世界でマイニングを行っているPさんも、ビットクラブと契約し、実際に報酬が支払われているそうです。
プールマイニングのリアル
ただ、2019年初頭のマイニングの状況をみるに、引き続きおすすめとは言えないのが現状です。なぜなら、仮想通貨の相場そのものが低迷し、年末資金需要もありますので、さらに投げ売りが加速するものと思われるからです。
そして、忘れてはならないのが、1月2月です。年明けは毎年、仮想通貨は暴落傾向にあります。これには理由があって、中国系の方々が、旧正月の資金準備をするので、その換金売りが多いものと考えられます。
よって、年末の相場にかかわらず、5月頃までなぜか低迷する傾向がありますので、少し様子を見たほうが無難です。
プールマイニングも、業者は多くが事業停止していますので、ここで予算をつっこむのは少々無謀という感じがします。実際、クリプテック編集部のリサーチでも、いったん停止した方々の声を多く聞きます。
マイニングの2019年、ビットコインの2019年
では、マイニングの2019年、ビットコインの2019年はどうなるでしょうか。年明けに一挙に高騰ということは、上述の正月換金売りの観点からみて、あまりないものと思われます。
マイニングに関しては、ここで一気に淘汰が進む可能性があります。次にビットコインが盛り上がったときは、社会に一気にブロックチェーン技術とスマートコントラクト技術が進んでいくときです。
そして、その時期はもう来ていると考えられます。なぜなら、大中小さまざまな規模の企業が、実際にブロックチェーン技術とスマートコントラクト技術を使って、ビジネスをスタートしようと考えているからです。
2018年末の時点で、多くの先進企業で実証実験の段階にあります。テクノロジーの進化スピードは思った以上に早いものなので、あと1,2年で浸透するものとみられます。つまり、2020年頃には、テクノロジーが一般に広く認知されることでしょう。
2017年末から2018年にかけて、仮想通貨は良くも悪くも社会の注目を集めました。ビットコインが230万円を超え、さらにはネムの盗難、モナコインのハッキングと、様々なことがあって、一般への認知度が高まったのです。
そして、ブロックチェーンとスマートコントラクトも同時に知名度を高めました。エンジニアの転職も水面下で多く行われており、今後技術として進歩することはほぼ間違いないと考えられます。
そのころには、新しいマイニングの流れが来ているはずです。そして、業者もまた異なり、マイニングプールのおすすめも変化しています。すなわち、いまはまだマイニングプールを使うタイミングではありませんが、2020年頃には、新規の業者が増えているはずですので、そのころにまた、情報提供をしようと考えています。
