マイニングのためASICマシンを輸入するには?

マイニングをしようと考えたとき、いまではASICマシンによるマイニングが一般的となっています。では、マシンを購入するにはどうしたらいいのでしょうか。いくつかの方法があります。代理店で買う方法、自分で輸入する方法、オークションで落とす方法などです。

 

クラウドマイニングを卒業して実際にASICマシンで掘りたいとき、代理店を経由せずに買う方法はあるのでしょうか?

 

ASICマシン個人輸入のメリット

 

結論から申し上げると、ASICマシンの個人輸入は可能です。中国へ渡って、現地で交渉し、実機を輸入して帰るという方法です。ASICマシンは重たいですから、持って帰るのは大変です。そして、複数台を輸入しようと考えたら、どうしても輸送になります。ちゃんとASICマシンを現地で受け取って、自分の手で輸送業者に引き渡すなりしないと、本当に輸送してもらえるかはわからないので、ASICマシンを個人輸入するには、そうしたハードルがあります。

 

個人輸入はスキャムに注意

 

海外だから信用できない、日本だから信用できるというわけではありません。ただ、マイニングの界隈は、スキャム(詐欺)も多いですし、仮想通貨相場が低迷すると、他の手段でお金を得ようとして余計にスキャムまがいが蔓延します。

 

マイニングはとくに、現物をみないまま投資することもありますので、非常にリスクが高くなります。信頼できると思っていた人も、お金に目がくらんで、ということも考えられます。仮想通貨は鉄火場の側面がありますので、最大限の警戒が必要です。

 

マイニング機器の個人輸入には言語の壁

 

マイニングの個人輸入は、現地の言葉を話す必要があります。Bitmain社など、たいていは中国本土に存在し、アメリカは遠いので中国がいいかもしれません。しかしビジネスの取引ですから、ビジネスレベルの中国語・英語が必要となります。

 

プロの通訳をつけるのも可能ですが、その分だけコストがかかってしまいます。マイニングは専門用語が多発するため、ある程度の言語力の通訳が必要です。専門性が高くなるので報酬も上がりますし、コストに跳ね返ります。言語の壁が高いのは事実です。ただ、Bitmain社などの大手マイニング機器メーカーになりますと、優秀な方を雇っているので、日本語がペラペラな場合もあるようです。しかし、そうした人が自分の担当についてくれるかどうかは、どの程度、大口のマイナーになるかにも依存するのではないでしょうか。

 

ASICマシンを輸入している間に難易度が上がる

 

ASICマシンを輸入している間にも、時間は経過していきます。つまり、ハッシュレートが上がっていきます。難易度があがるので、購入したASICマシンが届く頃には、そのマシンでこれ以上のマイニングがもうできない可能性があるのです。

 

ASICマシンは集積回路なので、マイニングができなかったらもう使いみちがありません。そうなると、せっかく輸入したのに1円も稼げず、それどころかゴミがでてしまって処分に困るという事態に陥るリスクもあります。輸入しているタイムラグの分だけ、ハッシュレートが上がって採掘難易度が上昇するのです。

 

個人輸入の代わりに代理店で購入という選択肢

 

個人輸入ができるのであれば、それは理想的です。信頼できるつてがあって、先方のビジネス習慣も理解しており、そしてリスクをある程度は織り込み済みで、交渉にいくのです。それができれば、特に問題はありません。

 

しかし、マイニングだけで暮らしている訳ではないでしょうから、そうした手間をかけることや、信頼できる人が見つからないということも考えられます。そこで、個人輸入の代わりに、代理店で購入してみてはいかがでしょうか?

 

代理店なら、手間とリスクをすべて吸収してくれます。そのかわり、直接輸入するに比べたら、やや高くなりますし、最新版のASICマシンが手に入る確率は下がります。しかし、それでもマイニング機器は、買って半年程度なら、型落ちにはなりませんし、日本の代理店でもう動かないような古びたASICマシンを売ることもできません。

 

ASICマシンを代理店から購入するには?

 

代理店は、展示会なども行っていますし、ASICマシンを購入するのに最適です。在庫リスクや不届リスクを吸収してくれる代わりに、直接買うよりは少し高くなります。しかし、代理店はASICの輸入を取りまとめていますので、スケールメリットでかかるコストを平均化し、“ならして“います。その結果、限界までASICマシンの機材購入が安くなり、マイニングの機材を買うのに信頼できて安くなるのです。

 

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