マイニングの今後はどうなる?未来予測はこうだった!

ビットコインやアルトコインをマイニング。無料で、いや、電気代だけで不労所得。マシンを設定したら、自分は寝ているだけ。GPUがガリガリと計算してくれて、ブロックチェーンの最後につながったら、ビットコインをゲット。不労所得。夢が広がりますよね。

 

いまは、そんなマイニングに夢がありますが、今後の将来はどうなるのでしょうか。今回はマイニングの未来予測をしてみようと思います。

 

敵は温暖化

 

なんといっても、マイニングの一番の敵は、地球温暖化ではないでしょうか。なぜなら、マイニングは膨大な熱を発します。そして、昨今の地球は本当に暑くなっているような気がしませんか?夏も強烈ですし、年々、暑さが厳しいのはデータにもでているようです。

全国地球温暖化防止推進センターの調査によると、このグラフの通りになります。右肩上がりに気温が上昇し、過去よりも確実に熱くなっているのです。これは、環境汚染というよりは、地球の自然なサイクルだと考えられます。

 

もちろん、私たちがプラスティックゴミを捨てないとか、ペーパーレスを心がけるとか、小さな温暖化対策、二酸化炭素輩出削減も大切ではあります。しかし、地球のサイクルとして大きな流れで見たときに、温暖化のトレンドにあるということです。

 

これが、マイニング施設をどこに構えるかというときに考慮しなければならない環境変数です。特に日本国内において、今後、都心部の未来は確実に気温が上昇するでしょう。よって、石川県金沢市、青森県、北海道といった、都心から良アクセスでなおかつ、地価が安く、さらにもっとも重要な点として、涼しいという事情が、考慮されなければなりません。

 

電力自由化で日本の電気代は読めない

 

しかし、これらの土地を抑えることができても、肝心の電気代がかかってしまっては、ビットコインをマイニングしてもペイしません。収支のバランスを得るためには、電気代が安くならなければならないのですが、日本は電力自由化になって、ほんの数百円、電気代が安くなった程度で、世界各国のように、電気代が極めて安い、というわけにはいきません。

 

今後の流れとして、日本は格差社会が進んでいきますから、低所得者向けの安価な電力と、高所得者向けの安定した電力に分かれるという未来予測が考えられます。そうしたとき、マイニング施設を電気代の安価な地域で運営すれば、メリットは大きいでしょう。

 

中国・ロシアの動き

 

この地球温暖化の流れを受けて、マイニングの未来予測で考えられるのが、中国およびロシアの2カ国が、マイニングの世界を席巻するという予測です。なぜなら、この2カ国は、寒い地域がふんだんにあり、さらには電気料金も極めて安く、土地も豊富で、マイニングにはぴったりなのです。

 

よって、中国とロシアが今後は台頭してくる可能性は十分あります。ただし、私たち普通の日本人が、彼の地でマイニングビジネスを行うのは極めて困難だと思われます。なぜなら、規制が強く、当局の締め付けも厳しく、また、外国人の財産やビジネスに極めて特殊性のある国だからです。

 

ドバイやインドでは実質不可能

 

そして、この温暖化の地球で、さらに暑いのがドバイやインドです。この2カ国は投資熱も盛んで、仮想通貨もブームではあるのですが、いかんせん今すでに暑すぎて、マイニングには不向きです。

 

今後のマイニング、海外ではタイが一番おすすめ?!

 

そして、今後のマイニングを考えていく上で、もっとも熱く盛り上がることが考えられるのが、タイやラオス、ミャンマーと言った、アジアの新興国です。タイは特に仮想通貨が盛り上がっていて、ビットコイン投資をする人も大勢います。

 

また、チャレンジを恐れない国民性から、マイニングに参画する人も。そして、バンコクのバンティップ・プラザでは、大勢の人がマイニングのマシンを買い付けに来店し、そのなかには日本人がいることもあるのです。

 

デフレの日本とは違って、彼の地ではマイニングマシンは投資熱によって値上がり傾向。それでも買っていく人がいるのですから、今後もさらに、マシンを購入する経済力をつけた一般のタイの方々が、マイニングをスタートすることが考えられるのではないでしょうか。

 

ビットコインの今後の価格はどうなる?

 

一番気になるのが、今後のビットコイン価格ではないでしょうか。ビットコインは、2017年までは、2月~5月に大暴落して、その後、高騰を繰り返し、2017年末には220万円をつけました。

 

しかし、2018年に入って、一気に大暴落。さらには取引所コインチェックのネム盗難によって、一気に70万円前後まで下落してしまいました。この70万円という額、どこかに見覚えはないでしょうか。

 

実は、1BTC=70万円は、マイニングの損益分岐点だといわれています。ウォール街では88万円、モルガン・スタンレー予想では95万円、そして調査会社のCoinSharesは71万円と予想しています。

 

つまりこのラインを割り込むと、極めて危険水域となります。マイニングの今後の損益が気になるのであれば、このラインをわらないように、しっかりとビットコイン価格に目を光らせる必要があるでしょう。