マイニングマシンを一括償却(経費として処理)する方法

マイニングマシンは、条件によっては一括償却が可能です。つまり、経費として処理でき、節税につながるケースがあるのです。マイニングマシンは30万~100万円前後と非常に効果なので、節税につながれば理想的ですよね。

 

ではそんなマイニングマシンの一括償却。どのような条件で、どの程度の節税効果があるのでしょうか?

 

 

利益が出ている企業に朗報

 

経費として処理できるということは、黒字の企業にとてもおすすめだということです。黒字が出ている上に、さらに一括償却でき、マイニングの利益まで上がるのですから、非常に優遇されているとしか良いようがありません。

 

しかし、そうしないと、黒字化して納税せず、中小企業は特に、赤字化して税務上、納税しないというテクニックが横行していますから、黒字になり納税するというインセンティブを働きかけ、租税を正しく行うために、さまざまな工夫を国もこらしているというわけです。

 

条件を満たせば一括償却できますので、マイニング機器を購入することで、情報通信業として扱われ、事業所得として計上できます。もちろんマイニングの報酬である仮想通貨の利益を、マイニング報酬として手にすることができるので、何倍も得をするのです。

 

期限は?

 

ただし、この一括償却は、平成31年3月31日までに限られています。

中小企業投資促進税制を獲得する必要があり、事業用に使うことを前提としています。これはマイニングのASICマシンは、マイニング以外に使えませんので、特に問題ないかと思われます。

 

所得の大きな人の一時償却にもおすすめ?

 

マイニングは、利益が必ず出るとはいい難いものです。マイニングに成功するかどうかもやってみなければわかりませんし、仮想通貨の相場も未知数です。マイニング機器を何も考えずに買うと、動かしてみたときに騒音と排熱と電気代が凄まじく、自宅ではマイニングはとても不可能だと感じるのではないでしょうか。

 

そこで、別部屋を借りて・・・ということになりますが、そこまでするのは困難だと感じるケースが多いのではないでしょうか。その上、先程みたとおり、マイニングの報酬はまったくの未知数です。仮想通貨の将来にポテンシャルを感じるのであればいいですが、そうではなく、単に数十万円単位の一括償却つまり節税に惹かれているのであれば、それは避けた方が無難です。

 

開業届は必要?

 

事業所得として認められなければなりませんから、事業として営んでいる必要があります。開業届はもちろん必要ですが、開業して青色申告しているだけでは、事業所得と認定されるわけではありません。

 

税務署は何もかもを実態ベースで考えるところがありますので、仮想通貨の取引によって、収入を得て、それが生計のもとになっていることが客観的に証明できなければならないのです。「マイニングの事業所得は開業届を出すだけでOK!」というお話は、間違っていますので注意が必要です。税務署は実態を調査しに来ます。

 

マイニングを事業所得にするには?

 

事業用として仮想通貨を持っておく必要があります。そして、資産を購入する際に、その仮想通貨を決済手段としてあてた場合が該当します。しかし、マイニング機器が仮想通貨で払えるというケースはあまり多くありませんから、これには注意が必要です。

 

特に、高所得のサラリーマンで、マイニングで節税という言葉に心惹かれているケースは注意が必要です。マイニングマシンを購入し、開業届を出してマイニングすれば、すべてが系として計上できてお得、というわけではないのです。そのあたりを間違うと、騒音と排熱をまきちらす鉄の塊が家に残って終わりますので、先にしっかり注意する必要があります。

 

指定事業を受ける

 

一括償却するためには、指定事業を受けなければなりません。該当の年度において、情報通信業であるかどうかが必要だということです。法人税もしくは所得税の20%まで。そして、取得価額のうち7%となります。ただし、中小企業は10%です。これを、税額から控除できるのが経営力強化税制の即時償却(一括償却)です。

 

マイニングファームの広告に注意

 

マイニングファームを利用すると、節税になるのは事実です。太陽光発電も節税になったのですが、いまはもう太陽光を節税に使うことはできません。そこでマイニングになりますが、マイニングで30%以上の利回りをうたっているところは、警戒したほうがいいかもしれません。

 

なぜなら、マイニングは必ずしも儲かる、稼げるといったものではなく、ある程度の知識と時間と資本の投下が必要になってくるからです。知的ゲームの側面がありますので、いきなりマイニングマシンを買うのは思いとどまってください。

 

マイニングファームで「儲かる」「稼げる」といった文言を過剰に押し出している業者には注意が必要です。あくまで、ブロックチェーン技術の将来を見越して、本当にこの技術が将来的に発展すると思うとき、マイニングをしてみましょう。