マイニングの電気代は?月27,000円/台で24時間マイニングしよう

マイニングをするにあたって、電気代が気になるところですよね。日本は電気が安定供給の代わりに電気代が高くなっています。マイニングでどの程度、電気代がかかるのか、さらには、電気代を限られた条件のなかで、最大限安くする方法について、みていきます。

 

結論からいうと、マイニングの電気代は月27,000円前後のようです。

 

マイニングって電気代がいくらかかるの?

 

日本の一般家庭において、100Vであることはご存知だと思います。これを200Vに工事するかどうかは、マイニングをどの規模で行うかによります。また、契約のAも変えることができますので、マイニングをするにあたって、仮に家庭であれば最大電力を契約しておいたほうが、ブレーカーが落ちないので何かと便利です。

 

電気代の計算方法をみてみましょう。

 

電気代 = W数÷1000×使用時間 × 電力単価(円)

 

となります。ここで気になるのがマシンのワット数です。消費電力とも呼び、この数字が大きいほど、ハイパワーで電気代もかかるというのが、電気代のW数表示です。

 

たとえば、ASICをみてみましょう。つまり専用機でガリガリとマイニングするということです。Antmier S9というマシンは、1,372Wを使います。これを1日24時間まわしたとして、自宅で28kWhの電力量だとしましょう。

 

921円 = 1372 ÷ 1000 × 24 × 28

 

となります。これは24時間なので、1日中ガリガリマイニングした結果です。1ヶ月回すと921*30=27,659円となりますね。

 

1ヶ月27,000円の電気代。

 

高いでしょうか。家庭の電気代と比較すると、高いですね…。やはり、マイニングは電気代がかかるというのは本当のようです。これ以上の利益を出さないことには、マイニングが大赤字プロジェクトになってしまいます。

 

電気代コミのアパート、シェアオフィスを契約したら?

 

世の中には、電気代が家賃にコミのアパートやシェアオフィスがあります。

たとえば、レオパレス銀座。東京駅の八重洲という一等地にあり、家賃は11万500円。管理費が2万4,500円。広さは18.49平米で、家賃に電気とガスの料金が含まれています。

 

ASICを1台まわしたら、27,000円になることがわかりましたから、5台でマイニングすれば、電気代は実質無料ですね!

 

銀座といいますか八重洲という超一等地で、お得にマイニング。夢が広がりますが、試算だけにしておきましょう。実際にマイニングすると、規約違反で叩き出されるばかりか、訴えられるリスクもあるかもしれません。※渡邉リーガルチェック予定

 

・すさまじい熱と騒音で周りに大迷惑

・不動産会社とのトラブルとブラックリスト

・損害賠償リスク

・そもそも、事業用で契約できない

 

というリスクがありますので、電気代込みのアパートやシェアオフィスで、勝手にマイニングするのは絶対にやめましょう。ただ、試算するだけでも楽しいですね。

 

日本の電気代は高くなっている

 

世界の電気事情は後ほどにゆずるとして、日本の電気代をみていきます。

経済産業省が公表しているデータによりますと、東日本大震災のあった2011年以降、電気料金は値上がり傾向にあります。

2010年から2015年の間に、20.37kWhから25.51kWhと平均単価が上昇し、なんと25.2%もの上昇をみせています。今回見た電気代の試算式をもう一度確認しましょう。

 

電気代 = W数÷1000×使用時間 × 電力単価(円)

 

ですから、この電力単価があがればあがるほど、かかる電気料金が高くなるのです。

 

電気代を下げるには?

 

電気代は、地域によって異なるのが実情です。よって、マイニングにかかる電気代を下げようと思ったら、より安い地域でマイニングする、大口の電気契約をして単価を下げる、電気代の安い時間帯にマイニングするといった手が考えられます。

 

東京電力(TEPCO)の夜間電力プランは、非常にお得だったのですが、電力自由化とともに、2019年3月で契約が終わりになるようです。

 

しかし、子会社のPintTで、大口契約をすることができます。「PintTでんき動力」というプランで、

 

基本料 1,046.52円

夏季(7/1-9/30)17.06kWh

その他(10/1-6/30)15.51kWh

 

という電気代プランがあります!これがかなり安いので、大口の契約をして、特に電力量が全国的にピークとなる夏季をはずして、夏以外にマイニングを行えば、電気代はかなりお安くなるのではないでしょうか。

 

1500WのASICマシンを10台導入したとします。このPinTのプランなら、夏季以外は、

 

1046+1500÷1000×24×15.51×10台×30日=168,554円

 

という電気代です。高いですが、これはなんと10台分です。

冬場だけマイニングするという手もありますし、事務所などで仕事をしていない夜間にマイニングということもできます。

 

いずれにせよ、マシンスペックと契約の電力単価に大きく比例しますので、マイニングの際は、この単価を考慮しながら、電気代の予測を立てていくといいのではないでしょうか。