マイニングの損益分岐点はBTC70万円前後!それってほんと?

クリプテックマイニングでは、マイニングにまつわる正しい情報を配信していきます。損益分岐点、気になりますよね。つまり、いくらのBTC価格だったら、ペイするのかという話です。

 

結論からいいますと、損益分岐点は1BTCあたり70から80万円程度となります。これを視野にいれながら、マイニングで利益を出していきましょう!

 

モルガン・スタンレー予想では8,600ドル以上

 

アメリカのモルガン・スタンレーによると、マイナーの損益分岐点は8,600ドル異常であると、Charlie Chan氏がマーケットレポートで述べています。これは2018年4月中旬の話ですので、当時はビットコイン価格が86万~100万円前後でした。8,600ドルは、日本円で97万円前後となります。

 

2017年末から2018年元旦にかけて、年末年始休暇の資金を取り込んで一気に高騰したビットコイン価格は230万円をつけ、その後、一転して大暴落しました。通常、ビットコイン価格は正月から2月の終わり頃まで、冷え込むのが一般的です。なぜなら、中国系の人たちが旧正月の資金調達で換金売りするからです。

 

さらには、ビットコインが誕生してから数年来のチャートをみていると、毎年5月頃までは相場が低迷します。ただし、2018年は例外的で、年始には一気に初心者の投資家がなだれ込んできた上、コインチェックにおけるネム(NEM)の盗難がありましたので、相場が一気に冷え込みました。

 

それでも、2018年は70万円をボトムラインに反発していますから、このあたりに下支えがはいっているものと考えられます。つまり、ビットコイン価格が下落しても、70万円なら利益が出ると判断するプロのトレーダーもいるということです。

 

つまり、70-100の間なら、利益が出るもしくはペイするラインといえるでしょう。それを割り込むと、つまりビットコイン価格が60万円台に下落すると、マイニングの利益もでづらいのではないかと予想されます。

 

実際のマイナーに聞いてみよう

 

クリプテック編集部がコンタクトを取って、取材に応じてくれた何名かのマイナー(採掘者)のうち、お二人の方、PさんとSさんが、損益分岐点について答えてくれました。おふたりとも、マイニングをビジネスとして展開し、シビアにジャッジしている方です。そして、2018年の波乱相場も、生き残っておられる生粋のビットコイナーです。

 

Pさんによると70万円

Sさんによると80万円

 

そのラインが、損益分岐点とのことでした。

Pさんは中国とアメリカと日本、Sさんは中国でマイニングしておられます。ASICメーカーのAntMinerが中国拠点ですから、何かと融通がしやすいのかもしれません。

 

損益分岐点を高めるには?

 

収益とは、売上マイナス経費のことですよね。よって、ビットコイン価格が高まらなければ、コストを下げるしかありません。といっても、マイニングはすることが限られていますので、人件費はそれほどかからないのです。

 

そして、ビットコイン価格は市場原理で動いていますから、自分たちにはどうすることもできませんよね。さらには、ASICマシンやGPUの相場も、動かすことはできません。こちらも市場価格およびメーカーの小売価格です。

 

ならば、とにかく電気代を下げることがマイニングの損益分岐点を下げる主軸となります。たとえば、北陸電力が日本で一番電気代が安いので、金沢市や富山市といった北陸地域でマイニングすること。実際、DMM.comは金沢市にマイニング施設を設けています。

 

そして大胆に展開できるのが、海外でのマイニングです。信頼できる人を見るけることからスタートしなければなりません。PさんもSさんも、中国に人脈を作って、軌道にのせているといっていました。

 

言葉の壁はどうする?

 

ただし国際的なマイニングには言語の壁がありますよね。今回、お話を聞いたおふたかたのうち、Sさんは自主的に中国語を学ばれ、ある程度の素養があるそうです。そしてPさんは、なんとGoogle翻訳だのみ。

 

ちなみに編集部では、国が出しているVoiceTraというアプリをみつけました。無料で使えて、高性能な多言語翻訳も可能です。日本国が税金を30年近く投入し続け、莫大な予算をかけて作り上げたアプリですので、VoiceTraは民間のちょっとした企業がつくるよりもはるかに高性能で、広告も入っていませんし、おすすめです。

 

損益分岐点はしっかりおぼえよう

 

損益分岐点。ぎりぎりでも70万円/BTCといったところでしょうか。

モルガン・スタンレーは97万円前後とみていますが、繰り返しますがこれは2018年4月のレポートですし、当時は100万円近い価格がついていましたから、ポジショントークである可能性も十分あります。

 

国際的に有名な金融会社のレポートですから、あてにしている人は多いのではないでしょうか。ただし、クリプテックマイニング編集部では、今回、実際のマイナーであるSさんPさんにお話をお聞きし、70-80万円前後であることを確認しました。

 

モルガンアナリストのレポートと、実際のマイナー。それほど変わりはありませんが、今回は、実在するマイナーの声も併せてお届けしました。