イーサリアムはマイニングできる?イーサを掘り出す3つの方法

イーサリアムはロシアの天才少年、ビタリク・ブテリンにより開発されました。ビットコインを上回る機能を搭載したイーサリアムは、一部のファンの間では「将来、ビットコインよりもイーサリアムが市場を制覇する」と強い期待を抱かれています。

 

スマートコントラクトが搭載され、さらにDAppsといった分散アプリケーションも、イーサ上で開発が行われています。将来のことはわかりませんが、ビットコインよりもイーサリアムのほうが来る可能性もありますので、今のうちにイーサリアムを掘っておいきたいですよね。

 

では、イーサリアムはマイニングできるのでしょうか?

 

マイニングできなくなるかも!

 

結論から書きますと、イーサリアムは2018年末の段階で、マイニングができる可能性が大きく下がっています。なぜなら、セレニティアップデートを控えているからです。セレニティアップデートとは、PowからPoSへの移行で、アルゴリズムが変わってしまうので、それまでマイニングが可能だったマシンは一斉に不要となってしまいます。

 

ここで、アップデートの際、ビットコインのコミュニティは非常に荒れましたが、イーサリアムのコミュニティは粛々と受け入れが進んでいるようです。マイニングの機器がだめになってでも、現行のイーサリアムを発展させる道を選んだのが、イーサリアムのコミュニティです。

 

では、イーサリアムのマイニングを可能とする3つの方法についてみていきましょう。

 

イーサリアムでソロマイニングは難しい

 

イーサリアムでもマイニングは、上記のセレニティでもはや困難になりつつあります。もちろん、アップデートが行われるまでは、マイニングが不可能ではないのですが、それでももうすぐアップデートがあるとわかって、機材に予算を投入することはありません。

 

マイニングのASICマシンは50万円程度かかるので、イーサリアムでマイニングして、利益が出る前に、ソロマイニングを撤退するハメになりかねません。

 

マイニングはある種の投資ですから、かけた経費に対して、収益がペイしないということになります。いまはソロマイニングをするタイミングではないでしょう。

 

クラウドマイニングなら、可能性あり

 

考えられるのはクラウドマイニングです。クラウド上で収益をわけあうタイプのクラウドマイニングは、投資した分だけハッシュパワーが配分されます。つまり、計算能力がアップしてもらえる仮想通貨の金額が増えるので、うまく投資すればリターンが大きくなるのです。

 

クラウドマイニングでイーサリアムが掘れる上に、設備投資が必要ないので、アルゴリズムの変更があってマイニングができなくなっても、撤退すればいいだけです。マイニングは専門知識が必要であり、すぐに始められるというものでもありません。しかしクラウドマイニングなら、会社と契約するだけでスタートできます。

 

しかし報酬を払い出すといっておいて払われない詐欺が横行していたり、お金を持ち逃げされたり、いろいろなリスクをはらんでいます。なにより、仮想通貨相場が低迷したときに、クラウドマイニング会社の倒産がありえます。これは非常に怖いことです。

 

プールマイニングは個人におすすめ

 

いまや、マイニングに可能性があるとにらんだ大手企業が、マイニングに参加しています。仮想通貨取引所を開設したSBIはもとより、DMMやGMOといった大手企業が、北欧や涼しい金沢市にマイニング施設を作っています。

 

セキュリティのため本格的な場所は明かされていませんが、施設を建てて大規模にマイニングしています。大手ですから自社でASICマシンを持ち、資本を投じて、マイニングするのです。よって、なかなか個人では太刀打ち出来ないのが現状です。

 

しかし、プールマイニングならまだ可能性はあるかもしれません。プールマイニングは、設備投資が不要なので、ハッシュパワーの持ち寄りのため、赤字が膨らむということがありません。仮想通貨の相場が下がったら撤退すればいいだけです。

 

ハッシュレートが低いと、つまり計算能力が低いと報酬を得ることが極めて困難となりますが、それでも協力しあってマイニングしますので、その分だけ確率は高まります。

 

イーサリアムの可能性を注視

 

イーサリアムはビットコインを超えた仮想通貨として、一部で大きな支持を集めています。その一方で、価格の上下に翻弄されている人もいるのではないでしょうか。可能性をしっかりと見据えて、今のうちにイーサリアムを集めておくと、その後大きな展開が待っている可能性は十分あります。

 

ただし、マイニングに関しては、イーサリアムのアルゴリズムが変更される可能性があるため、今後はマイニングできなくなる可能性があります。ビットコインほどニュースにならないので、主体的に動きをしっかりと見据える必要があるのではと考えられます。