不労所得。
甘美な響きです。ビットコインに関心を持ったら、マイニングにも興味が出てくるかもしれません。ぐるぐるとコンピュータでブロックチェーンの承認を計算し、一番になった人に新規ビットコインが報酬として与えられるのですから、かかるのは電気代だけということになります。では、その電気代、実際にマイニングするとどの程度、かかるのでしょうか?そして、電気代を浮かせる方法はないのでしょうか。ASICを使いながら電気代を浮かせる方法を考えていきましょう。
実際にマイニングしている人に電気代を聞いてみた
クリプテックマイニングでは、実際にマイニングしている方のリアルなデータをお伝えしていきます。試算や机上の理論で計算するのも、もちろん楽しいですが、リアル感がなければ、自分ごととして捉えられないですよね。それに、試算は他のサイトでもできますが、現実にマイニングをしている方の貴重なお話がたくさん読めるのはクリプテックの特徴だと思っております。
今回、編集部がお話を伺ったのは、Sさん。
Sさんは、多方面で活躍されるエンジニア。中国出張も多く、ビットコインへの知見もお持ちです。それに加えて、インターネットでも情報発信に精力的。今回はSさんの電気代についてのお話を聞いてみましょう。
Sさん、ありがとうございました!
電気代、どのぐらいかかる?
Sさんのお話では、ASICマシンを250万円分買ったとのこと。詳しい情報はもちろん、Sさんサイドの企業秘密なのでお伝えできませんが、ASICのシェアNo1であるAntMinerをSさんが利用しているとして、10-15万円程度が相場となります。さまざまな手を尽くして安く手に入れているとしても、15万円はくだらないでしょう。
そこで、Sさんが仮に16台のマシンを使っているとして、9万円の電気代がかかるとしたら、1台ごとに5,600円前後の電気代が加わるということになります。電気代が安めの地域で稼働させ、さらには夜間だけマイニングするとか、大口契約で電気代そのものの単価を下げていることが考えられます。(そこまでは編集部としてつっこんで聞けませんでした。ごめんなさい)
いずれにせよ、電気代は250万円ASICに投資して月8-9万円といったところ。ビットコイン価格が80万円前後なら、1年で投資を回収できるとのSさんの試算でした。非常に興味深いお話が聞けたと思っています。
まとめ
クリプテック編集部では、マイニングにまつわるさまざまな情報を、網羅的かつ独自に調査し、圧倒的オリジナリティでみなさまにマイニングの正しい情報をお伝えしていくつもりです。
電気代を下げるには、夜間電力および法人契約して大口化、という手もありますので、電気料金について詳しくなりましょう。いくらマイニングが不労所得といっても、知識は力です。ぜひともいろいろな知識を楽しんで深めていってください。