マイニングするのに理想の場所は?【国内・海外】

マイニングにはコストがかかります。電気代、場所代、管理費…すべて税務上は経費扱いになるものの、手元に残る利益を増やすには、コスト削減は急務です。では、そこでマイニングするのに理想の場所はどこなのでしょうか。今回は、マイニングの理想の場所を考えてみましょう。

 

日本国内では金沢市がおすすめの理由

 

結論からいうと、国内では石川県金沢市がおすすめです。なんといっても電気代が安いからです。北陸電力はkWh価格が33.26円、関西電力は60.70円ですから、関西でマイニングするよりも、金沢市でマイニングしたほうが、コストメリットが高くなります。

 

そして金沢市は、全般的に気候もよく、北陸新幹線の開通で東京からのアクセスも極めてよくなっています。食べ物も美味しいですし、国際的な観光地としても、今後どんどん伸びていくので、注目の土地です。マイニングの施設見学がてら、観光もいいのではないでしょううか。

 

大企業のDMMが金沢市にマイニング拠点を構えており、実際に設備があります。詳しい場所はセキュリティ上、明かされていませんが、大きな施設です。

 

金沢市でマイニングすれば、電気代が安く、土地代も安いのです。

 

 

日本国内では静岡市も狙い目

 

さらには、クリプテック編集部の独自リサーチでは、静岡市もおすすめです。首都圏からも関西圏からもアクセスがよく、電気代も安めで、気候がよく、県外にでなくともなんでも揃えることができます。

 

沖縄県や九州地方はマイニングには暑く、涼しい北海道は首都圏から遠い上に意外と電気代も高いのです。・ランキングで見ると、中部電力は57.46円でそこそこかかります。しかし交通費も賃料も安いので、場所という観点から見ると、金沢市に次いでおすすめです。

 

実際、クリプテック編集部がコンタクトを取ったマイニング経験者のうち、静岡県でマイニングしているという方がいらっしゃいました。

 

海外マイニングでおすすめなのは意外と中国

 

そして、海外マイニングにて実際にマイナーであり、仮想通貨やマイニング全般に詳しい、Pさん(クリプテック編集部の取材にたびたび登場)によると、中国は意外とおすすめなのだそうです。

 

しかし、近い国ながら、文化や慣習が異なり、国のルールも違えば、ビジネス習慣も異なります。そこで、どうやって中国という少し特殊な隣国でマイニングすれば良いのでしょうか。

 

それは、信頼できる友人を見つけることだとPさんはいいます。しかし、外国の違う文化圏で信頼できる人はどうやって見つけるかというと、やはりセミナー系でであい、人間的に優れた方を自分の目で見抜いて、損得抜きの交流や、ブロックチェーン技術が描く未来について思いをともにできる人と、一緒にマイニングをすればいいのです。

 

実際、Pさんはセミナーで知り合った中国の方に、管理費をお支払いし、現地でマイニングをしているようです。その様子や詳細については、クリプテック編集部でも取材をしていますので、どうぞコンテンツをお楽しみに!

 

利益のボーダーラインはkWh4~5円!

 

クリプテック編集部では、世界中をリサーチし、マイニングを続けているPさんに、ガッチリお話を聞いております。そのPさんのお話によると、マイニングは儲かる/儲からないの前に、ビジネスとしてとらえることが重要なのだそう。

 

さらには、仮想通貨およびブロックチェーン技術の未来を信じられること。そして、何より目先の相場で一喜一憂しないことが大切だと語ってくれました!

 

ただ、そうした精神論や心構えだけをいわれても、クリプテック編集部としては情報不足かなと思いますので、利益のボーダーラインをおうかがいしますと、Pさんとしては「キロワットあたり4円~5円でやってくれるところを探すこと」だそうです!

 

ビットコインあたりのコスト感をみていこう

 

仮想通貨は1,000種類以上ありますが、人気なのは当然ながらビットコインです。そこで、ビットコインの採掘コストをみていきましょう。

 

こちら、IBTimesのレポートによると、1ビットコインあたりのマイニングコストは、日本が8.723ドル、アメリカが4.758ドル、中国は3.172ドル、クゥエートはなんと1.983ドルです。しかし、治安の問題をもうちょっと頑張ってもらう必要があるので、現実的なのは、アメリカ、中国あたりでしょうか。

 

https://www.ibtimes.com/bitcoin-mining-cost-lowest-venezuela-highest-south-korea-report-finds-2646191

 

また、報道によると、エストニアが風力発電でマイニングに乗り出したようです。国土が小さく、人工も少なく、そして資源がないエストニアでは、生き残るためにITおよびビットコインへ柔軟に対応し、社会構造の変化をキャッチアップどころか、自分たちが世界のITシーンをリードしていく気概でいるのです。

 

このグローバル時代。スマホがあれば翻訳アプリもありますし、ボーダレスになりつつある若者層を中心として、世界がつながり、軽々と国境を移動してマイニングができる未来がもう訪れつつあるのです。マイニングの場所、世界地図をみるだけでもワクワクしますね!