マイニング機器を購入し、マイニングをスタートするとき、まず、どうやってASICマシンを手に入れるかという問題が生じます。国内でもASICマシンを販売している業者はありますが、利用者によると入金までしたところで何らかの事情があって返金され、購入には至らなかったとのこと。
では、マイニング機器はどうやって買うのがいいのでしょうか？
マイニング機器は詐欺が多い
マイニング機器を買うとき、インターネットで知らない人へ大金を払って購入することとなります。よって、知らない人へお金を払うのですから、詐欺の入り込む余地があります。
しかも、マイニングはボーダレス、グローバルな取り組みなので、国際的に詐欺集団が闊歩しがちなのです。
お金を払って振り込まれなかったとか、連絡先が詐欺業者に売られてしまって連絡がたくさん届くようになったとか、いろいろなトラブルが報告されています。まだ大手企業でしたらマイニング機器を販売しているのであれば、安心して買うこともできるでしょう。しかし、あまり大手はASICに参入してないのです。ならばGPUかというと、それもマイニングの成功率は高くありません。
代理店から買う
ではそんな環境のなかでマイニングをするにはどうしたらいいのか。ひとつに代理店からの購入が考えられます。ただ、マイニングだけでなくビットコインは無政府なものですから、正規の代理店や非正規の代理店というものはなく、ある意味すべてが正規の代理店で、ある意味すべてが非正規の代理店となります。
そして、代理店なら、まさか代理店ごと行方不明になってしまうリスクは少ないですから、インターネットで評判を検索して、ちゃんと購入した人がいることを確認してから、購入できます。
しかし、昨今は口コミも操作できる時代ですので、詐欺業者が一般人を装って、ブログを書いている可能性は十分あります。よって、その口コミ単体だけでなく、ひごろからどういう発信をしているか、他にどんな記事があるかなども見ていくことが大切です。
インフルエンサーといっても油断できない
マイニング機器を詐欺にあわずに購入する方法。それは、誰かが購入してうまくいった場合に、後から購入する方法です。ネットで評判をサーチして、代理店の名前を確かめ、ちゃんと届いていれば、正式に購入するというもの。そうしないと、いきなり50万円ものお金を投入しても、届かなければ誰も補償してくれません。
そして、こればかりはインフルエンサーがおすすめしていたからといっても、あてにならないのです。ビットコインの業界は、ステルスマーケテイング（ステマ）も横行しており、そもそもインフルエンサーはあてにならないものでもあります。裏でお金を払って投稿をいらしていたり、そもそもアカウントそのものば売却されており、最初は有名人だったけれども中身が他の人に入れ替わっていたりすることも、あります。
よって、自分が探したもの以外は、信じないことをおすすめします。
サイトのデザインにも注目
マイニング機器、ASICを販売している業者は、デザインにも注目です。なぜなら、あまりよろしくないビジネスを展開している方々は、ちゃんとしたクリエイターとのつながりがありませんので、きちんとした一般受けするサイトをつくることができないのです。
世間一般に通用するようなクリエイター、たとえば、Webデザイナーでもロゴデザイナーでもマーケターでもライターでもエンジニアでも、そうしたちゃんとした職種の方々は、詐欺業者と関わりませんので、詐欺をたくらむ代理店は、きちんとしたサイトがつくれないのです。
また、詐欺業者は、情報商材などの怪しいネットビジネスから流れているケースも多くなっていますから、文章がどうしても情報商材っぽく、怪しさがにおいたっているのです。デザインがくろぐろとしていたり、テカテカしていたり、文章が「稼げます」「お客様に150％還元」などの、絶対儲かるという“てい”を装っている場合は注意してください。
代理店はどういう仕組みで機器を入手する？
では、代理店はどういう仕組なのでしょうか。代理店を経由すれば、届かないというリスクを代理店が吸収してくれます。つまり、代わり買い付けにいって、万が一、不具合があったり詐欺があったりしても、それは代理店が負担してくれるのです。
つまり代理店は購入に関して“安全”を消費者に売っており、リスク部分を吸収してくれます。そう考えてみると、代理店を通すのは理想です。ただ、マイナス面があるとしたら、そのリスクを代理店が受けている分だけ、少し高くなるという側面でしょうか。ただし、これらは実際に自分で買い付けにいって30万円失うのを考えたら、30万円の機器を代理店経由で45万円にて購入するのは、決してマイナスではありません。
少しネガティブな話もしてしまいましたが、代理店で買うことはこうしたメリットがあることは見逃せません。
