マイニングをしたいと考えても、もう今から参加しても遅いのではないかと考えていませんか?
結論から申し上げると、マイニングは今からでも遅くありません。マイニングを今から死体人は、ぜひクリプテックをお読みください。そして、マイニングは今からでも遅くない理由について、みていこうと思います。
difficultyは上がる一方だったが・・・
https://www.blockchain.com/ja/charts/difficulty?timespan=all
これは、過去全期間のマイニングdifficulty(採掘難易度)をグラフ化したものです。2018年10月まで、ずっとdifficultyが上がり続けていたのですけれど、2018年10月にいきなりぐっと低下しています。
つまり、これまでは右肩上がりでdifficultyが上昇し続けていたものが、やや下がってきたということです。これまでの上昇も急激なものでしたが、下落も急激なものです。これは、ビットコイン価格がこのタイミングで大きく下落したので、マイニングをやめてしまう人が多く出たものと考えられます。
Difficultyは、「ビットコイン価格の上昇」「マイニング人口の増加」「マイニングマシンのスペックアップ」などの要素によって変化します。
このうち、マイニング機器のスペックアップは行われていますから、残りの要因として、ビットコイン価格の下落に加えて、マイニング人口の減少が考えられます。
むしろマイニングは今からがチャンス?
投資は世間と逆張りでうまくいく傾向がありますし、何より、このdifficultyが下がっていることから、マイニングは今からが参加のチャンスという側面があるのは事実ではないでしょうか。
ハッシュレートもいきなり下落?
https://www.blockchain.com/ja/charts/hash-rate?timespan=all
そして、difficulty同様、大切な指標がハッシュレート(採掘速度)です。ハッシュレートは計算単位のことで、スピードを測定する単位です。マイニングマシンのスペックが増加し、基本的にこのハッシュレートも、difficulty同様に増加していくはずだった・・・のですが、こちらも2018年10月を機に、いきなり低下しています。
上記のグラフはビットコインにおける、マイニングのパワー総数です。ビットコインが大きく伸びるにしたがって、ハッシュレートも増加していたのですが、指数関数的に増えていたハッシュレートも、低下しています。
これはつまり、マイニングの状況が、2018年10月頃を機に、一気に変化したものと考えられます。
まだdifficultyとハッシュレートが上がり続けていたら、ビットコイン価格が下落しても競争が激しいので、「今からマイニングに参入してもな」と考えるのは自然ですが、いまこらだけdifficultyとハッシュレートが下がっているのですから、過去のASICマシンをひっぱりだして再びマイニングする人もいるでしょうし、GPUマイニングも再びできるようになる可能性は十分あります。つまり、今からでもマイニングは遅くないどころか、ちょうどいいタイミングではないでしょうか。
Difficultyとハッシュレートはなぜ形が似てる?
上記のふたつのグラフをみてみると、difficultyとハッシュレート、つまり採掘難易度と採掘速度の推移が似てることに気が付きます。ここがどちらも、指数関数的に増加していたのに、2018年10月を機に下落しているということは、それだけマイニングがしやすく鳴っていることの証拠です。
形が似ているのは、マイニングへマシンが投下され、ハッシュパワーが増加し続けていたのに、マシンの撤退が起こり、マイニングの難易度が低下していることが考えられます。2018年10月といえば、ビットコインが70万円台のころです。
ビットコイン70万円台に何が!?
70万円という数字に何があったかというと、損益分岐点です。マイニングはビットコイン価格が70万円で損益分岐点になるといわれており、この価格を下回ると、市場は大混乱に陥ります。
実際、2018年11月には、止まらない下落を悲観して、マイニング機器メーカーが、マイニングマシンを「キロ売り」したことも報道されています。出展
マイニングマシンをキロ売りしたということで、投げ売りが起きたのです。それは、つまり、マイニングの撤退が相次いだことを意味しています。
つまり、2018年10月に、ハッシュレートの下落が史上初めて発生し、その後、ビットコイン価格が大きく下落し、さらにそこから、マイニング業者の投げ売りが発生したということです。
マイニング、本当に今からでも間に合う?
そんな状況の中、マイニングを今から始めても間に合わないと思うかもしれません。しかしそんなことはなく、ここからマイニングをスタートする人は、ビットコインの可能性を信じる人だけではないでしょうか。
つまり、マイニングは今から間に合うかという質問には、間に合いますという答えですし、むしろこれから、ビットコインが社会で使われると信じているのであれば、むしろチャンスですらあります。
トヨタ自動車や積水ハウスといった大手企業も実証実験に乗り出しているので、今後使われていくことは間違いないでしょうけれど、ブロックチェーン技術がどのタイミングで上がるかは未知数です。