マイニングの初期費用はいくら?一番安く収益を高める方法は?

結論からいいますと、2018年末のマイニング状況において、マイニングの初期費用を抑えるためにマシンを自作しても、成功する見込みは薄くなっています。マイニングはマシンのハードルがどんどん高まり、自作のマシンでのCPUマイニングやGPUマイニングでは、成功しないのです。

 

そこで、ASICという選択肢になりますが、初期費用がかかります。ASIC機器は50万円前後、高ければ100万円を超えるものもあるので、いくら投資すればいいのか?初期費用は?といった疑問がわきます。

 

 

安く上げるのは難しい

 

こちらも結論から書きますと、投資した金額と、マイニングで稼げる額は比例します。マイニングは、初期費用をかけて、投資すればするほど、利益が上がるのです。反対に表現すると、少額の投資なら、無駄になってしまうリスクはあります。

 

マイニングは、一番に計算を終えた人が報酬を手にする仕組みです。こればっかりは、ウィナーテイクスオールで、勝者が全取りしてしまいます。よって、中途半端な投資なら、しないほうがマシです。

 

かといって、大金を投じるのは抵抗がありますよね。

 

初期費用を抑えたいのなら、クラウドマイニング

 

ただし、初期費用を抑える方法はあります。

それが、そもそもマイニングで実機を買わずに、クラウドマイニングするということです。少し初期費用を投じて、団体でマイニングプールを構築し、ブロックチェーンの計算に成功したら、報酬を分配するというものです。

 

正確には、投資した額に応じてハッシュレートが与えられ、稼ぎになるというものです。クラウドマイニングなら、数万円から始めることができます。

 

 

金額は変動

 

ASICの金額は変動します。なぜなら、海外産マシンなので為替の問題もありますし、同時にビットコイン価格も移り変わります。2018年の終わりにビットコイン価格が大幅下落し、40万円を割り込んだときには、中国のマイニング業者がASICマシンを投げ売りしたというニュースもありました。

 

ビットコイン価格に連動して、投げ売りがなされるというのは非常に興味深い現象ではないでしょうか。

 

初期費用42万円前後

 

具体的な数字を出した方が、わかりやすいと思いますので書きますと、あくまで2018年11月時点での情報として、Innosilicon A9 ZMasterが42万円+税。消費税8%で計算して45万3,600円となります。

 

これはあくまでクリプテックでの価格となりますが、45万円の初期費用で、マイニングがスタートできるということです。数字を探していると考えて、現時点での価格を表示しています。

 

そして、A9の予想収益が1日1,800円となりますので、コストを浮かせれば浮かせるほど、手残りが増えます。

 

マイニングの初期費用を考える上で重要な点

 

マイニングは競争です。しかも、Difficultyがありますので、スペックが上がれば上がるほど、計算能力が増せば増すほど、成功が困難になります。つまりマイニングは参加者が増えると、難易度がぐっと高くなるのです。

 

よって、ビットコイン相場が低迷しているときこそ、根気強く仮想通貨を採掘していくのがいいと考えられます。初期費用を考える上で重要な点として、マシンを追加すればするほど、利益がでているASICマシンであれば、売上も大きくなります。

 

よって、マイニング上級者は、何台も並べて並列処理を実施し、より効率の良いアルゴリズムをソフトウェアが選択して、生産性向上に最善を尽くします。マシンが勝手に、掘る仮想通貨を決めてくれるのです。

 

自分で決めるわけではなく、AIが最適なアルゴリズムを決定します。人間が判断すると、「今日はこの通貨が高いから」といった判断になりがちですけれども、AIなら、そうした私情や欲をはさまずに、最適な決定ができます。

 

マイニング初期費用、上をみたらきりがない

 

マイニングの初期費用を考えるとき、上をみたらきりがありません。DMMやGMOは、数十億もの予算を投じて、圧倒的な物量でマイニングをしようと施設を立てましたし、個人でも、大口マイナーは、数千万から数億円の機材を投入しています。

 

なぜ、そんなに投資が盛んなのか。それはいろいろな理由がありますが、ひとつに節税になるというのが大きいのではないでしょうか。中小企業経営強化税制がありますので、マイニング機器はその対象ですので、利益が出ている中小企業さんは、その分だけお得になります。黒字なら黒字であるほど、設備投資すれば節税につながるのです。

 

この中小企業経営強化税制は、2019年3月までなので、それまで急ピッチでマイニング機器への投資が進むと思われます。隠れたニューリッチはそうした賢い税制を使って、より資産を増やしているのです。黒字の会社ばかりが得をして、より儲けるので、ずるいような気がしますが、国の制度を上手に利用しているという面では、マイニングはある種の情報戦でもあるのではないでしょうか。

 

結論として、投資したらしただけ、リターンが生まれやすいということです。