グラボ(グラフィックボードGPU)のマイニングはもうダメ?

マイニングをしたいと考えたとき、最初に思いつくのが、自宅のコンピュータを使ってのグラボマイニングではないでしょうか?グラボとは、グラフィックボードのことで、GPUとも呼ばれます。

 

しかし、このGPUマイニング、現在ではあまり成功率がよくないのは事実です。率直に正しい情報を伝えていくために、ストレートな意見となってしまいますが、グラボでは限界があるのです。

 

なぜグラボでマイニングができる?

 

そもそも、パソコンについているグラボで、マイニングができる理由として、グラボ自身の特徴が関係しています。グラボは、コンピュータの画面を描画するための回路です。グラフィックメモリが搭載されており、グラボ上にメモリを展開して、さまざまな描画を行います。

 

グラボがハイスペックであればあるほど、美しい描画が可能になることは、ゲームなどでご存知のことと思います。

 

そして、ハイスペックなグラボは、縦横斜め奥行きといった、複雑な描画計算が可能なのです。このグラボの特徴が、ブロックチェーンの複雑なハッシュ計算に最適だと発見されたのです。よって、いっときはグラボでのマイニング、GPUでのマイニングが非常に重視されていました。ロシアが買い占めて世界的にグラボが枯渇し、価格が高騰したこともあったのです。

 

グラボマイニングの限界

 

グラボでのマイニングはGPUマイニングと呼ばれますが、すでに限界を迎えつつあります。ムーアの法則にしたがってマシンがハイスペック化し、競争が激化しているのです。ビットコインそのものは、多少のアルゴリズムアップデートやハードフォークを繰り返しながらも、元気に運用されています。

 

しかし、競争が激化したことで、マイニングに勝つことが困難になったのです。さらにその前は、CPUでもマイニングが可能だったのです。ただしもはや、CPUマイニングなど考えられないですよね。

 

スペックが足りてないのではなく、もうビットコインマイニングの限界が訪れようとしているのです。

 

時代はASIC?

 

では、どうやってマイニングしようかという話になります。ASIC機器を購入して、マイニングをすることとなるのですが、現在ではZcashのマイニング、BCHのマイニング、というように、ASICの専用機を購入するという流れから逸脱しつつあります。

 

ではどのようにしてマイニングするかというと、ASICを買うことは買うのですが、アルゴリズムで最適なマイニング対象を選んで、つねに現在最適にマイニングできる仮想通貨を選んでいくこととなります。

 

そして、最後にビットコインに換えて、ウォレットに入れておくという形がスタンダードとなりつつあります。つまり、マシンを買う際にも、研究が必要だということです。

 

グラボが後に残される

 

マイニングが要求するマシンスペックは日増しに高まっています。以前はCPUでもGPUでもサクサクとマイニングできたものが、今や成功しなくなっているのです。なぜなら、CPUもグラボも、マイニング専用に最適化された回路ではないからです。

 

グラボはグラフィックを描画し、ハイスペックのグラボはゲーム用途に開発されています。よって、能力がすべて生かしきれておらず、マイニングできなくなってしまっては、あとに大量のグラボが残されるという羽目になります。

 

ただし、グラボが後に残されても、ゲームをして楽しむという選択肢はあります。残ったGPUは、必要以上に高スペックですから、パソコンとして使いみちがあります。しかし、ASICマシンの場合は、専用機ですから、もはや使い終わったものは何の用途もありません。

 

しかも、ASICマシンは、中古で下取りに出すこともできません。なぜなら、世界中で求められるマシンスペックは同じなので、どんどん最新のASICマシンが必要とされ、中古で出そうにも誰も下取りしないからです。ニーズがないところでは供給もありません。

 

マイニングを学ぶためには?

 

しかしマイニングをちょっとだけかじってみるのに、何十万円もするマイニングリグを買うのは抵抗があるはずです。それなら、グラボでやってみたいと思うかもしれません。しかし、マイニングは成功しなければ電気代の無駄であり、同時に排熱騒音も凄まじいため、近所に迷惑を撒き散らして終わってしまうリスクもあるのです。

 

お試しでマイニングを学ぶのであれば、マイニングプールへ投資してみたり、まず手数料を払って委託でお願いしてみたりと、選択肢はいろいろあります。そこでこれなら自分と相性が良さそうだと思えば、そこではじめてASICマシンを購入し、本格マイニングすればいいのです。

 

まとめ

 

グラボでのマイニングは、今や無駄打ちになる可能性があります。もはや過去のものになっています。グラボでできなくもありませんが、専用機を使うマイニングを将来的な選択肢として、考慮するほうが、よほど成功率が高まります。ビットコインを得られなければ、単なる環境破壊なので、よく検討してください。