マイニングをする上で、使用した電力のわかるワットチェッカーは必須アイテムと言えるでしょう。PCやASICの使用した電力がわかるため、マイニング収益を計算する上で便利です。ログを取ることができるタイプのものもありますよ。この記事では、マイニングにオススメのワットチェッカーを紹介します。
マイニングにワットチェッカーは必要?
マイニングをする上で、PCやマイニング機器(ASIC)の消費電力を管理することは、とても重要です。
消費電力を正しく把握していないと、「コインの採掘量は上がったのに、電気代も上がり、結局は損をしていた・・・」なんて事態が起こるかもしれません。
ワットチェッカーを使えば、実際に使用した電力を正確に知ることができるため、マイニングの収益をきちんと計算できるようになります。また、ワットチェッカーの種類によってはログを残すことも可能ですので、後から分析したい場合に便利です。
たとえばマイニングの設定を変更した場合、変更の前後で消費電力を比べるといった使い方もできますよ。
これらの理由から、ワットチェッカーはマイニングに必須と言えるでしょう。
ワットチェッカーはどう使うの?
ワットチェッカーとは、消費電力(W:ワット)を計測するための機器です。コンセント部分に直接接続して使います。
ワットチェッカーを通して接続した電子機器の消費電力を、本体に表示したり、アプリから確認できるようになります。
ワットチェッカーの種類
ワットチェッカーの種類は、消費電力の確認の仕方で分類できます。たとえば、次のようなものがあります。
- シンプルな本体表示型
- Bluetooth型
- アプリ連携型
- ログ保存型
- (番外編)USB型、スマホ用ワットチェッカー
消費電力を本体に表示するもの、Bluetooth接続でPCに表示するもの、アプリ連携でスマホからも確認できるもの、そして本体にログを保存できるものもあります。
スマホでマイニング試してみたいという方には、USB端子に接続するワットチェッカーもありますよ。充電器に挿して使います。
どれも「消費電力を測る」という点では同じなので、予算と好みで選ぶと良いでしょう。
マイニングでワットチェッカーがあると何が嬉しい?
ワットチェッカーをつけてマイニングするときのメリットを、項目別にまとめました。
設定やコイン、時間ごとの効果を分析できる
マイニングに関するいろいろな項目が、消費電力にどのような影響を与えたかを分析できます。
- マイニングするコインごとの消費電力
- ASICやグラボの設定を変える前後の消費電力
- 特定の時間(たとえば夜間など)消費電力
各ケースを比較したい場合に便利ですね。また、こういった用途にはログが記録できるタイプのものを使うと良いでしょう。
複数台のPCをまとめて管理できる
ワットチェッカーがあれば、消費電力を1台ごとに確認できます。マイニング用のリグ(PC)をいくつも並べているヘビーユーザの方にとっては、必須の機能ですね。
PCやアプリで表示できるタイプを使えば、複数台をまとめて見比べることができますよ。
ログが記録出来る
ログを本体に記録したり、テキストとして表示してくれるタイプのものであれば、あとからゆっくり消費電力の検証ができます。
また、見ていない間にエラーで止まってしまった場合でも、エラーで止まる前までの消費電力だけを確認できるので、エラーの起こった場合も正確に収益を計算できます。
おすすめのワットチェッカー
マイニングに向くオススメのワットチェッカーをいくつかご紹介しましょう。
シンプルなもの
機器の消費電力と節電情報を表示してくれる、シンプルなワットチェッカー。消費電力/積算使用時間/積算電気料金/1時間当たりの料金/積算使用電力量/積算CO2排出量を表示してくれます。
多機能型(Bluetooth、アプリ連携、ログ保存)
ラトックシステム Bluetoothワットチェッカー REX-BTWATTCH1
BluetoothでPCにログを飛ばしたり、スマホアプリが使えたり、本体にログを保存できたりと、多機能なワットチェッカーです。
消費電力/電圧電流/消費電力量/測定経過時間/CO2排出量/電気料金のデータを表示します。4台まで接続可能。
お値段はシンプルなものより高いですが、なんでもできるのでマイニングのヘビーユーザにはオススメ。
USB型(スマホ向け)
COOWOO USB電流電圧テスター チェッカー 3-30V/0-5.1A
スマホの充電器などのUSB端子に接続するタイプのワットチェッカーです。スマホでのマイニングを試してみたいという方に。
まとめ
マイニングをする上で、消費電力が正確に管理できるワットチェッカーは必須アイテムと言えるでしょう。
本体に消費電力を表示するだけのシンプルなものから、BluetoothでPCにログを飛ばすことができるもの、アプリ連携できるものまで、色々な種類のものがあります。
マイニング向け用途としては、コインごとの消費電力の比較や、設定変更による消費電力の影響を分析する、などに使えますね。
安価なものなら千円台で手に入るので、ぜひ導入してみてはいかがでしょうか。