Monero(XMR)のマイニングは儲かる?アルゴリズムと将来性を考える

Monero(モネロ、略称XMR)は、匿名性の強い仮想通貨です。Moneroはマイナー(ASIC)による大量マイニングが行われたことで、その対策としてアルゴリズムの変更を繰り返しています。この記事では、Moneroマイニングのアルゴリズムと将来性について考えていきます。

 

Monero(XMR)のマイニングは儲かる?

Moneroは、2014年に立ち上げられた匿名性の強い仮想通貨です。公式によって一般ユーザ向けのマイニングプログラムが配布され、コイン数を増やしてきました。

しかし、2017年頃よりMoneroに対応したマイナー(ASIC)が開発されたことで、特定の国や組織(主に中国)がコインを独占しはじめたのです。

これを良く思わないMoneroの運営陣は、ハードフォークを行うことでMoneroのアルゴリズムを変更しました。アルゴリズムが変更されると、それまで使われていたマイナーは使えなくなります。

現在(2018年12月時点)のMoneroのアルゴリズムは「CryptoNight-V8」になります。2018年12月現在、新アルゴリズムに対応したMonero専用マイナーはまだ開発されておらず、大規模なマイニングはできない状態です。

こんなことがたびたび起こっては、「マイナーに投資して儲けたい!」という方には死活問題ですよね。そこで、Moneroのアルゴリズムの変遷の歴史を振り返りながら、今後のMoneroマイニングについて考えていきましょう。

 

Moneroマイニングとアルゴリズム変遷の歴史

Moneroの、アルゴリズム変遷の歴史は次の通りです。

  • 2018年4月:CyptoNight-V7へアルゴリズムを変更するハードフォークを実施
  • 2018年10月:CyptoNight-V8へアルゴリズムを変更するハードフォークを実施

2018年に入ってから合計2回のハードフォークを行い、アルゴリズムを変更しています。2018年4月に「CyptoNight-V7」へアップグレードしたことで、それまでのマイナーによるマイニングはできなくなりました。

しかし、また新たなマイナーが開発され、いたちごっこになってしまったのです。このため、Moneroは2018年10月に再びアルゴリズムの変更を行っています。

この先新たなマイナーが登場すれば、それを追うようにアルゴリズムが変更されるかもしれません。新たなMonero向けマイナーが出た場合は、どのくらいで元手を回収できるのかを、よく計算する必要がありそうですね。

※なお、ハードフォークにより分岐したコイン「Monero Classic」のマイニングは、今でも可能です。ただしMonero Classicは本流の「Monero」とは異なる仮想通貨となってしまったので、ここでは詳しく語ることは控えます。

 

Moneroのコイン相場とハードフォークの影響

Moneroマイニングの今後を予想するため、コイン相場へのハードフォークの影響について見てみましょう。

次のチャートは2017年12月から2018年12月までの、Moneroの相場(CoinGecho調べ)です。

2018年1月に最高値の$550円(約62150円※)を記録したあとは、徐々に価格が下がり、2018年12月には約$45(約5085円)となっています。仮想通貨全体の相場が下がっているのと同じく、ピーク時の約1/10程度に落ちていますね。

※1ドル=113円で計算

2018年4月と10月にハードフォークが行われたことによるMonero価格への影響は、チャート上はあまり無いように見えます。

ハードフォークより前(2018年4月以前、および10月以前)は、マイナーによるマイニングができていたことを考えると、マイナーによって価格が暴落したという歴史はなさそうですね。

今後新たなマイナーが出れば、ある程度の収益は期待できそうです。

 

Monero(XMR)のマイニングの将来性は?

Moneroマイニングの将来はどうなるのでしょうか?今後、新しいアルゴリズム「CryptoNight-V8」に対応したマイナーが開発される可能性はあります

しかし同時に、さらなるハードフォークが実施され、マイナーによる大量マイニングができなくなってしまう可能性もあります。

参考までに、過去に発売されていたMonero向けマイナーをご紹介します。(括弧内はメーカー名)

  • A8+ CryptoMaster シリーズ(Innosilicon )
  • Antminer X3 (Bitmain)
  • BK-N240(Baikal)
  • B3 Pro シリーズ(PandaMiner)

これらのメーカーから、今後新たなマイナーが開発されるかもしれませんので、要チェックです。

 

まとめ

Moneroのマイニングは、一般ユーザや大規模なマイナー(ASIC)を持つ組織(主に中国)よって行われてきました。

しかし、2018年10月に行われたMoneroのハードフォークに伴い、アルゴリズムが「CryptoNight-V8」へ変更されました。これにより、マイナー(ASIC)によるマイニングができなくなり、大きな収益化は見込めない状況です。

今後また新たなマイナーが開発され、大規模なマイニングが行える可能性はあります。

過去にMonero向けマイナーを開発していたメーカー「Bitmain」や「Innosilicon」の今後の動向をチェックすると、新たな情報が手に入るかもしれませんね。新たなMonero向けマイナーの登場に期待しましょう。