BitZeny(ZNY)のマイニングは儲かるの?収益や将来性について解説

BitZeny(ビットゼニー、略称ZNY)は、日本製の仮想通貨です。BitZenyのマイニングは、普通のパソコンがあれば誰でも行うことができます。BitZenyのマイニングは儲かるのでしょうか?BitZenyマイニングの収益や将来性についてご説明します。

 

BitZeny(ZNY)のマイニングは儲かる?

BitZeny(以降、Zeny)のマイニングは、普通のパソコンがあれば誰でもできます。

GPUだけでなくCPUを使ったマイニングもできるので、現在のパソコンパーツでも試せるのがメリットです。(ただし、性能が高い方がマイニング効率も上がります)

他の仮想通貨のマイニングでは高価なマイナーやASICを買う必要があるため、それが不要なZenyのマイニングは、仮想通貨バブルと言われた2017年後半〜2018年初旬には特に人気を博しました。

Zenyのマイニングは、本当に儲かるのでしょうか?

それを知るには、Zenyという仮想通貨の基本からおさらいする必要があるでしょう。

結果をかんたんにご紹介すると、一般のパソコンでのZenyマイニングをした場合、2018年初頭まで(Zeny価格30円〜)の収益性はプラスでした。

しかしその後は、時間経過による採掘量の低下やZeny価格の暴落があり、利益を出すことは非常に難しくなっています。

 

BitZenyマイニングとコイン相場

ZenyマイニングはCPUでも行えることから、仮想通貨バブルが到来した2017年から2018年初頭にかけて、マイニング人口が一気に増えました。

しかしその後、仮想通貨相場の崩壊により、Zeny価格も大きく暴落します。

次のチャートは2017年12月から2018年12月までの、Zenyの相場(CoinGecho調べ)です。

2017年12月に最高値の50円近くを記録したあとは、一気に価格が下がり、2018年5月以降は5円以下となっています。2018年12月の価格は、なんと0.39円です。

2018年1月〜2月に、筆者が一般のパソコン(CPUはIntel Core i7-4770 3.6GHz)でZenyマイニングを行った結果によると、Zeny相場が33円という条件で、月の収益は1000円以下でした。(CPUを動かすための電気代は差し引いています)

現在の1Zeny=0.39円という相場では、電気代の分だけ大赤字という計算になります。

 

BitZenyマイニングの歴史とコインの保有者

Zenyのマイニングを行う上で、収益性の次にもう一つ知っておいた方が良いことがあります。それは、すでに発行されているZenyの多くが一部のアドレスに偏っているということです。

有志の調査によると、Zenyは上位100のアドレスで発行量の約70%が保有されています。(2018年時点)

これには取引所などのアドレスも含まれますが、多くは個人のアドレスが占めると考えられています。Zenyのマイニングが一般ユーザに人気だったことを考えると、不自然な話ではないでしょう。

Zenyの価格が上がった場合、特定の独占ユーザ層ばかりが儲かるという仕組みを理解した上で、マイニングを行う必要がありそうです。

 

BitZeny(ZNY)のマイニングの将来性は?

Zenyのマイニングの将来は明るいのでしょうか?

Zenyマイニングでは、ブロックが発見されるごとに得られる報酬が、特定の期間以降は半分になるという「半減期」と呼ばれるイベントがあります。(これは他の仮想通貨でも一般的な話です)

これまでのZenyの半減期は、1年半ごとに合計3回実施されており、1ブロックあたりの発掘数は250枚→125枚→62.5枚と減ってきています。

今後もまた半減期が実施されると、収益性も下がるでしょう。

さらに、上記で説明したコイン独占の可能性もあるため、Zenyマイニングの将来は「儲かる見込みが得られにくい」状態ではあります。

 

BitZeny(ZNY)のマイニングの方法は?

Zenyのマイニングは、GPUマイニングとCPUマイニングの両方を同時に行うことができます。(もちろん片方だけでもマイニング可能です)

一般のPCでもマイニングできるので、すぐにでも試すことができます。

Zenyマイニングの方法は、マイナーのためのソフトウェア(ccminerなど)を用意し、Zenyに対応したマイニングプール(LA Poolなど)に接続して行います。

マイニングの詳しい方法は、プールのFAQなどでかんたんに解説されているので、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

BitZenyのマイニングは、一般のパソコンのGPUやCPUで行うことができます。

このため、Zenyマイニングの多くは一般ユーザが行ってきた歴史があり、現在発行済のコインの約70%以上は、上位100のアドレスに保有されています。

また、3回の半減期により獲得報酬が減っていることから、Zenyマイニングの将来性は儲かるとは言い切れないのが現状です。

しかし、一般ユーザにも気軽にトライできるのは魅力なので、マイニングが初めての方はどんなものかチャレンジしてみるのも良いでしょう。